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歯磨きしてるのにむし歯!?磨き方を間違っているかもしれません

皆さんこんにちは。

本庄の山本歯科医院です。


「歯はちゃんと磨いているつもりなのに、むし歯になりやすくて……」などとお悩みですか?

もしかすると、歯磨きの仕方間違っているかもしれません。

そこで今回は、むし歯になりやすい人や再発しやすい人へ、その原因と対策をお伝えします。

山本 公紀 院長
山本 公紀 院長

山本 公紀 院長

一生涯健康なお口の状態で食事ができ、豊かな心で幸福に暮らせますように、患者様の立場に立った治療を行っております。

医院名:山本歯科医院
所在地: 〒367-0044 埼玉県本庄市見福2-18-26
監修者:山本 公紀 院長

歯磨きしてるのにむし歯になるのは、なぜ?

「きちんと歯磨きしているつもりなのに、なぜかむし歯を繰り返してしまう」という状況には原因があります。

それには次の3つの原因が考えられます。

【むし歯になる原因(1)】口内にむし歯菌の量が多い

お口の中には、常時200種類以上、数十億以上の細菌が生息しています。

そこには、むし歯や歯周病を引き起こす身体に悪影響を与える悪玉菌だけではなくて、乳酸菌のような善玉菌も棲んでいます。

しかし、ひとたび口内環境が不潔になると悪玉菌が増え、むし歯菌・歯周病菌が増殖し、病気を発症しやすい状態に陥ります。

【むし歯になる原因(2)】 細菌のエサになる糖が残されている

むし歯菌が増える原因は、お口の中に繁殖のための養分となる糖が残されていることにあります。

歯磨きをしっかりしたつもりでも、歯と歯のすき間などに食べカスが残ったままになっていると、そこに含まれたを取り込んで細菌が繁殖します。

また、間食や甘い飲物をダラダラと飲み食いし続けるのはリスクが高い行為です。常にむし歯菌にエサを与え続けていることになってしまうからです。

【むし歯になる原因(3)】歯磨きの方法が間違っている

むし歯などのトラブルが起こりやすい原因には、歯磨きをしているつもりでも方法を間違っていて、磨き残しが生じているのだと考えられます。

歯磨きの目的は、細菌の棲み処(すみか)である歯垢を取り除くこと。

けれども、その目的を果たせていなければ、細菌がどんどん増える一方です。


▼子どもがむし歯になりやすい理由について知りたい方はこちら▼
子どもがむし歯になりやすい理由とは?


こんな間違った歯磨きをしていませんか?

次のような間違った歯磨きをしていませんか?

【間違った歯磨き(1)】歯ブラシ1本だけで磨いている

「えっ、歯ブラシ1本だけじゃダメなの?」と驚いた方がいるかもしれませんね。

もし歯ブラシだけで磨いているとしたら、どんなにきちんと磨いているつもりでも磨き残しがある可能性が高いといえます。歯ブラシ1本では、お口全体の60%程度しか磨けないことがわかっているのです。

その理由は、奥歯の凸凹した部分や、歯と歯のすき間など、歯垢がたまりやすいところにこそ歯ブラシの毛先が届かないからです。

正しい歯磨きの方法とは?

  1. 歯間ケアを大事にする

  • デンタルフロスや歯間ブラシを使う
  • 寝る前の歯磨きを重視している
  • 最低でも1日1回は、歯間清掃補助具(デンタルフロスや歯間ブラシ)を取り入れた丁寧な歯磨きを行いましょう。

    歯1本1本の表面・裏側・側面、歯ぐきとの境目に、歯ブラシの毛先やフロスの糸をしっかり当てて、汚れを掻き出すように磨いてください。

    【間違った歯磨き(2)】歯を磨くのを忘れて寝てしまう

    晩ご飯を食べた後、疲れていて、うっかりそのまま寝てしまったことはありませんか?

    一日でもリスクがあるのに何度もそんなことを続けていると、むし歯を繰り返す悪循環を断ち切れません。

    実は、一日のうちでもっともむし歯が進行しやすい時間帯は、睡眠中です。

    睡眠中は唾液の分泌量が減り、口内が乾燥しますよね。

    そうすると、唾液がもつ抗菌パワーの恩恵がうけられなくなって、口内の衛生環境に対する防御力が弱まります。乾燥した環境では、細菌の動きが活発化するのです。

    寝る前には歯を磨こう!

    寝る前には歯磨きをして細菌量を減らし、口内を潤すことを毎日の習慣にしましょう。

    【間違った歯磨き(3)】歯磨き粉の味が苦手でサッと済ませている

    歯磨き粉をつけて数秒サッと磨いたら、すぐうがい。そんな歯磨きの仕方では、まったくむし歯予防の効果に期待できません。

    市販の歯磨き粉にたいてい配合されているフッ素は、むし歯予防の働きがあります。小児歯科では子どもの歯の表面にフッ素を塗る処置を施しています。

    歯磨き粉の予防パワーを引き出そう!

    歯磨き粉に配合されたフッ素の予防効果を最大限に発揮させるためには、歯磨き後、最低でも30分間は飲食をしないようにしましょう。

    また、予防用のペーストを使った二度磨きもおすすめです。

    一度目の歯磨きで口内を清潔にした後、二度目はペーストを歯列全体に塗るようにブラッシングします。

    歯科検診では、年齢やお口の状態に合わせた歯磨きグッズを紹介しますので、ご相談ください。

    歯磨き粉の味が苦手ならつけずに磨いても構いません。味が気にならないものや泡が出にくい歯磨き粉もありますので、自分に合うものを選べば磨きやすくなります。


    汚れがたまりやすいところは、どこ?

    1. 歯と歯の間

  • 歯と歯ぐきの境目
  • 奥歯の噛む面
  • 詰め物や被せ物との境目
  • 歯磨きの効果を高めるために、細菌が潜む歯垢がたまりやすい場所を知っておきましょう。

    むし歯菌や歯周病菌が増えると、歯の表面にネバネバした白いものが付着した状態になります。

    これが、主に細菌の代謝物でできている歯垢です。1mgの歯垢には1億個以上の細菌が含まれているといわれており、いわば細菌のかたまりのようなものです。

    デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯垢がたまりやすい場所を掻き出すようにブラッシングしましょう。


    定期検診でお口に合った歯磨きの仕方を知ろう!

    子どもから大人へ、年齢を重ねるとお顔が変わっていくように、お口の中の環境も変化していくものです。

    今のお口の状態に合った、適切な歯磨きの方法があります。

    歯科の定期検診では、患者さま一人ひとりの、その時のお口の状態に合わせた効果的な歯磨きの仕方のアドバイスを受けられます。

    3カ月~半年に1回、クリーニングを!

    歯科のクリーニングでは、セルフケアでは取り除けない蓄積汚れをキレイに落とせます。むし歯予防に毎日の歯磨きにプロケアを組み合わせて、効果的なむし歯予防を行いましょう。

    できたばかりの歯垢は歯磨きで除去できますが、数日後には非常に固い歯石へと変わります。

    そうなってしまうと、自宅での歯磨きで取り去ることはできないため、歯科でクリーニングを受ける必要があります。

    あまり歯石を溜め込むと、歯科で歯石除去を受けるとき出血したり、痛みがでたりすることがありますので、こまめに除去しておきましょう。


    ▼歯医者でできる子どものむし歯予防について知りたい方はこちら▼
    小児歯科のシーラントでむし歯予防